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第453話 『できない』ことは、『できない』と言え!

ニッポンのみなさん

こんばんは。

公務員大家ダイモンジです。

このブログでは、

50才のワタクシが、

勤め人最後の10年間を乗り越え、

明るい老後を迎えるために、

毎夜、熱く語らせて頂いています。


前回のテーマは、

「ワタクシは台風7号の影響を受けた新幹線にいた その3」

でした。

今回のテーマは

「『できない』ことは、『できない』と言え!」

です。

よろしくお願いします。

現在、教育の世界では、

「個別最適化」

と盛んに言われています。

「個別最適化」

とは、その子に応じた教育方針を見極め

個別に最適化して実施していくことです。

一見、すばらしい教育方針のように思えますが、

一斉授業で、可能でしょうか?

難しいでしょうね。

当たり前です。

教師1人に30人の子どもがいて、

「個別最適化」の授業ができるでしょうか?

絶対、できません。

そんな当たり前のことをわかりながら、

声高らかに「個別最適化」

を宣言する教育界は、

アホですね。

一方、ヴォイシーのパーソナリティー

サカエルさんは、

「零細農家に『個別最適化』は不可能だ。」

と断言されています。

理由はこうです。

「その時にできたものを、一括して配送する

零細農家には、それしかできません。

個々の注文に応じ、内容を変えて出荷するのは、

人員的にも時間的に不可能です。」

と。

当たり前のことではないでしょうか?

マンパワーも時間も不足しがちな零細農家は、

個々の対応が不可能だ、

と言い切られています。

それに対して、

教育界では、

「『個別最適化』がいいよねー。」

と言いながら、

できないことを、

「やっていきます!!」

と言わざるを得ない、

悲しさを、サカエルさんの話を聞きながら思ったわけです。

教育界は、ともすれば、

理想が先行します。

このことが実現すれば、

「子供のためによい」

と一番に考える。

これが教師のサガともいえるでしょう。


一方で、明らかにできないことをやろうとする、

そのサガから、

時間が足りずに残業に追い込まれ、

長時間労働を強いられる実態にもつながっていくのかなぁ~、

とも思ったりします。

「できないことは、できない。」

とはっきりと言う。

その勇気は、どの業界にも

必要なことだろうと思うのです。

それでは みなさん

ダンケシェーン